ホリエ ナオ  Nao Horie

 

【渡辺橋駅】

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2019/写真インスタレーション/ 畳、インクジェット紙

【大江橋駅改札外】

私は小学生の頃の私をつれてくるつもりはなかった
2019/写真インスタレーション/ ミキサー、写真

《photo image:Identity,layer/2018》

《photo image:Identity,layer/2018》

■「キテ・ミテ中之島2019」出品作品のコンセプト■

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駅というどこかへ向かってそして帰ってくる起点の場所、私はこれをホームと解釈しました。たくさんの人々が生活するこのホームに安らげる空間を作りたいと考え畳とそこから見える外の世界を表現しました。写真の配置は四畳半になっています。人々がが集うにちょうど良い茶室から着想を得ています。
今回の作品のある空間が皆さんに心地よく安らぎを与えられれば幸いです。

私は小学生の頃の私をつれてくるつもりはなかった

何故だか、いつまでも小学生のあの頃の自分は心に同居し続けてふとした時に現れます。
中々いなくなってくれず、しかし気持ちとは相反して時は等しく流れ私は大人になっていく。
心と体と脳がぐちゃぐちゃになってしまいそうなその葛藤をミキサーで砕いて飲み下す。
決別ではなく飲み込んでそれも自分なんだと整理するそんな気持ちを込めています。

 

■駅から始まるアートイベント「キテ・ミテ中之島2019」への想い■

人々のコミュニケーションによって社会が成り立つように、
作品も社会の一部となるような何らかの役割を持つことで作品として成り立つのではないかと思います。
コミュニケーシ ョンにも様々なものがありますが、私の社会との関わり方は空間に一つ意味を増やすことです。こちら側からただ発信するだけではなく鑑賞した人が何かを感じたり、
鑑賞する人によって変化したりすることで相互に影響し合い新たな発見や気づきがあります。
発見や気づきは生きていく上で非常に重要です。
それは大人も子供も男も女も国も生まれも関係無く
感じ、考え、関わり合えるアートの楽しさであり役割であると感じます。

 

■Profile■

1996
大阪府生まれ

現在 大阪府 在住

京都市立芸術大学修士課程絵画専攻構想設計 2年在籍

 

【グループ展】

2018
Nothing is there. ( 京都市立芸術大学大ギャラリー/京都 )

2018
二人展 ( 京都市立芸術大学小ギャラリー/京都 )

2018
HOIOKI ( 京都市立芸術大学中央棟/京都 )

2019
2018年度京都市立芸術大学作品展 ( 京都市立芸術大学大学会館ホール/京都 )
(2013~2018 同作品展出品)(2014年度~2016年度 京都市美術館,2017年度~ 京都市立芸術大学)

 

【受賞】

2018
2017年度 京都市立芸術大学作品展 奨励賞 受賞